熱処理事業部heat treatment business
ごあいさつ
代表取締役 紙 貴三雄
環境重視の現代において、環境との調和をめざした技術は金属工業界でもおおいに期待されているところです。金属材料の強度・靭性の向上は、省資源、省エネ効果を高める上でも特に重要になってきています。金属の特性を引き出す付加価値の高い素材の研究や、また新材料の開発もめざましく、熱処理加工技術にはますます高品質化、高精度化そしてフレキシブルな対応が迫られています。
これに応えて当社では、熱処理分野において、その高度化と応用技術の拡大に積極的に取り組んでまいりました。さらにお客様からお預りした製品を安定した高品質と低コストで短期間に熱処理加工してご提供するため、工程設計・工程能力・設備等の検討を積み上げて信頼性のある工程確保を実現しております。
お客様からいただいております高い評価と信頼を実績に、これからも誠心誠意お客様に役立つテクノファクトリーとして、つねに時代のニーズを追い続けます。
次代をになう技術へ、さらに躍進します。
建設・構造材料・機械・電気・電子など広範な科学技術の分野において素材の見直しが必至となっています。ますます拡大する金属材料の世界。ベースメタルからハイテクを支える先端金属材料まで、当社の応用技術はたゆまぬ研鑽と新たな課題への挑戦で、次代をになう技術へと前進していきます。
フレキシブルな対応
熱処理工程はもちろん、連絡・配送等において、少数精鋭による迅速かつフレキシブルな対応を行って納期の確約に努めており、ジャストインタイムを可能にしています。
Meeting&Planning
新しい技術や処理方法に取り組むための企画・行程ミーティングでは、これまで蓄積した詳細なデータを基に素材・品質・効率・安全性・検査結果などあらゆる角度での分析・検討が行われます。少数精鋭による考える集団の力が最も発揮されるときです。
営業品目 |
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・真空ガス冷焼き戻し(ダイス鋼・ハイス鋼) |
・真空油冷焼入れ焼戻し(炭素鋼・構造用合金鋼) |
・チタン・チタン合金の真空焼鈍 |
・形状記憶合金の真空焼鈍と記憶処理 |
・ステンレスの固溶化熱処理 |
・析出硬化処理 |
・真空磁気焼鈍 |
・鉄・真鍮の無酸化焼鈍(N2・N2+H2) |
・クライオ処理・サブゼロ処理 |
・エストール処理(離型効果コーティング) |
・18金・ベリリウム銅の溶体化・時効処理 |
・WPC処理(特許第 1594395) |
・マルチナイト処理(無公害液体窒化) |
・ガス軟窒化処理 |
主力設備 | |
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・ピット型ガス窒化炉(直径1000×2000) | 1基 |
・3室型連続真空炉(400kg) | 1基 |
・1室型真空炉(100kg) | 2基 |
・2室型真空油焼入炉(150kg) | 1基 |
・1室型オールメタル加圧式真空炉(400kg) | 1基 |
・1室型加圧式真空炉(500kg) | 1基 |
・焼戻し炉 | 7基 |
・サブゼロ装置(W1000×D600×H550) | 2基 |
・炭化水素系全自動11槽式洗浄装置 | 1基 |
・トリクレン洗浄機(1槽式) | 3基 |
・WPC処理装置 | 2基 |
・エストールコーティング機 | 2基 |
・マルチナイト処理装置 | 1基 |
・インペラーブラスト装置 | 1基 |
・ロックウェル硬度試験機 | 1台 |
・ビッカース硬度試験機 | 1台 |
・ポータブル硬度試験機 | 1台 |
3室型連続真空炉(400kg) | 2室型真空油焼入炉(150kg) |
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1室型オールメタル加圧式真空炉(400kg) | 1室型真空炉(100kg) |
1室型加圧式真空炉(500kg) | 炭化水素系全自動11槽式洗浄装置 |
多目的ガス窒化炉 (有効寸法 直径1000×2000L・最大処理重量 2000kg) ガス軟窒化処理 |
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